小さくは日々の生活、大きくは人生の岐路において「二者択一」を迫られた時の考え方を記そうと思います。
きみの人生において、「二者択一」という場面はちらほら出てくると思う。
きみはまだ小さいから、
服をどっちにするだとか、ふりかけをどの味にするだとか、
間違っちゃっても大丈夫な選択ばかりだよね。
ただ、小学生になり、受験生になり、
大人への階段をのぼる過程で
「どちらにしたらよいか、で未来が変わる」
というような選択をせまられる場面が出てくると思う。
そんな時に今日のアドバイスを思い出してくれたらいいな、と思います。
【2択で迷った時の考え方】
①そもそも2択かどうかを疑う
②書き出して検討する
③「納得して」決定する
④ネガティブな想像をする
①そもそも2択かどうかを疑う
初手からわかりづらいかもしれない。
「そもそも2択ではないのではないか?」これを疑ってみる、という作業をおすすめする。
どういうことかというと、
◆実は1択だった
ABどちらに参加するか迷っていたが、一方はすでに締め切りを過ぎていたとか、参加要件を満たしていなかった、とか。
◆3番目の選択肢の可能性
ABのどちらかで迷っていたが、双方のいいとこどりが出来るような違う選択肢の可能性。
◆折衷案、妥協案、いっそ両方実行できないか?
特に、社会人になってからは最後の「折衷案、妥協案」を探るのがメインになるかもしれない。
物事は白黒つかない場合も多く、レイヤーになっていることもある。
そのなかで、
「いちばん綺麗なグレーを探す」
といういわゆる落としどころを見つけられるようになる。
それが「オトナになる」要件のひとつだと私は思います。
②書き出して検討する
①において「やっぱりABどちらか選ぶしかない」となった場合。
それぞれの特徴をならべて思いつく限り書き出すといい。
「書き出す」のが重要。あとから第三者目線で見直して検討できるから。
・それぞれのシナリオの最善、最悪
・コストの違い(金額、時間、テンションなど)
・家族や友人、周囲への影響
・単純に、好きか嫌いか
なんだっていい。思いつく限り書き出してみる。
③「納得して」決定する
、②で書き出したものを見比べて、検討し、決定する。
ここで重要なのが「納得」だ。
特に「未来の自分は納得するか?」という視点で考えてほしい。
理屈でもいい。感傷でもいい。コスパでもしがらみでも何でもいい。
「これだけ検討して、この時点でベターと思って決定したのだから、
先の自分も「納得する」だろう。」
それくらい、考え抜いてほしいと思う。
「「納得」は全てに優先するぜッ‼」~ジャイロ・ツェペリ~
④ネガティブな想像をする
最後の工程、というかコツなんだけど、
私はこれが一番効果的だと思う。
決定した自分の選択肢が「正しかった」と思い続ける。
そんな強い意志にも、ポジティブさにも自信が無い。
そんな私が編み出した方法が、
「選ばなかった方の選択肢の、悪いシナリオを想像する」
(Aを選んだとして)
「やっぱりBにしておけばよかったかな…」
とか思ったりすることはあると思うんだよね。
その時すかさず、
「いや、でもBを選んだ場合はこんな悪い状況になっていた可能性が…」
みたいな想像妄想ネガティブイメージをするといい。
急ぐつもりでタクシーに乗ったけど、
結局渋滞で送れたし余計にお金もかかった。
↓
けど、あのまま電車と駆け足だったら汗もダラダラ、考える余裕も無く商談に突入していたな…
とか、
環境を変えたくて天職したけど、前の職場のほうが仕事はラクだった。
↓
あのまま成長せず5年10年と居続けるのは嫌だっただろうし、
年齢を重ねてから「やっぱり転職」となっても選択肢は少なかっただろう。
とか。
でっちあげでもなんでもいいので、ネガティブな想像をしてみてください。
「人間万事塞翁が馬」